【英語学習の目標設定方法】英会話も伸びる具体例をお見せしながら解説!

  • 英語学習を始めるときの目標の立て方が知りたい
  • 目標設定してもすぐにモチベーションが下がって投げ出してしまう

目標設定が大事なのはわかっていても、適切な目標を立てていないとすぐにモチベーションが下がってしまいます。

明確な目標なしで英語学習を始めても三日坊主に終わってしまいがちですよね。

私は30歳のとき英語力ゼロから英語学習を始め、会社員をしながら英検準1級を取得、日常英会話は問題なくできるようになりました。

そこで本記事では、30歳から留学経験なしで英語が話せるようになった私が、目標設定を怠っていた頃の失敗談と、効果的な目標設定方法をご紹介します。

この記事を読めば、英語学習を挫折することなく、目標を達成するコツがわかります。

目次

目標設定をしないとどうなる?

目標を持たず、なんとなく英語学習を始めると以下のような問題が起こります。

  • モチベーションが続かない
  • 英語力が伸びにくい

1つずつ説明します。

モチベーションが続かない

何のために英語を勉強しているかがわからなくなり、モチベーションが維持できません。

目指すものが先にないと、ダラダラと勉強してしまい長続きしません。

私は昔、週に1度の英会話スクールに通っていましたが、1カ月もすればサボり始め、半年後にはいかなくなりました。(結果退会しました)

目標を明確に設定することで、挫折しそうになっても自分自身を奮い立たせ継続することができます。

英語力が伸びにくい

目標が定まっていないと、何を、どれだけ、どのように行動したら良いかがわからずやみくもに勉強することになってしまいます。

  • とりあえず単語帳を買って覚えようとする
  • Youtubeで英語を聞き流す
  • TOEICの勉強を始めてみる

自分にとって必要な学習ができないので英語がなかなか伸びず 結局挫折してしまいます。

目標を正しく設定していれば、必要な学習アプローチと、量が明確になり効率的に英語力を伸ばすことができます。

英語を学ぶ目的から考える

目標が大事とお話しましたが、その前に英語を学ぶ目的をはっきりさせておくことをおすすめします。

目的と目標の違いは以下の通りです。

目的と目標の違い

目的は英語を勉強して自分がどうなりたいのか、英語を話してどうしたいのかという最終的なゴール(理想)です。
それに対してそのゴールまで到達するための手段の1つが目標です。

目的:最終的に目指すゴール

目標:目的を達成するための手段

例えば、

TOEICで700点突破する

これは目的でなく目標です。なぜなら、TOEICで高得点をとってどうしたいかが目的であって、点数自体は手段に過ぎないからです。

目的とは、心から「やってみたい」、「なってみたい」と思うワクワクするものです!

英語を学ぶ目的の例

  • 日本で外国人の友達をたくさん作って色んな価値観に触れたい!
  • 英語が堪能なビジネスパーソンとして活躍したい!
  • 英語圏に移住して海外就職したい!

自分には無理かな…というメンタルブロックを外し、自分に正直になって目的を考えてみてください!

英語を学ぶ目的があれば、ブレることなく英語学習に励むことができます!

英語学習における目標設定3ステップ

目的が決まったら、目標設定に移ります。

  1. 目的から自分に必要なことを考える
  2. どんな学習が必要かを考える
  3. SMARTの法則に沿って目標設定

順番に解説します。

STEP
目的から自分に必要なことを考える

自分の目的を達成するために、必要なことを考えます。

例① 目標:日本で外国人の友達をたくさん作って色んな価値観に触れたい!

必要なこと:日常英会話に焦点を当てた学習アプローチ

例② 目標:英語が堪能なビジネスパーソンとして活躍したい!

必要なこと:TOEICに向けた勉強や、ビジネスに必要な英単語学習

目的によって必要なことは違います。

STEP
どんな学習が必要か考える

続いて、どんな学習が必要か考えます。

日常英会話に焦点を当てた学習アプローチ

基礎レベルの英単語帳、中学レベルの基礎英文法の復習、そして英会話を実践するトレーニングが必要

ビジネス英語に焦点を当てた学習アプローチ

TOEICや英検などで使われる英単語、高校英文法、ビジネス英会話のレッスンなどが必要

STEP
SMARTの法則に沿って目標設定

どんな学習が必要か落とし込めたら目標設定です。

この時にSMARTの法則に沿って目標を設定するようにします。

SMARTの法則とは、効果的な目標の立て方の1つで、5つの要素の頭文字をとったものです。

Specific(具体的な):目標は具体的であればあるほど良い

Measurable(測定可能な):目標達成度がわかりやすくなるよう数値化する

Achievable(達成可能な):現実的に可能な目標かどうか

Relevant(関連性のある):目標が自分の目的と関連しているか

Time-bound(期限が明確な):いつまでにやるかを決める

目標設定が上記5つの要素が満たされていれば達成率がググっと高くなります。

  • 英語を話せるようになる
  • 単語をたくさん覚える

上記のような目標だと、具体的とも言えません。

何をもって「話せるようになる」のか、どれくらい「たくさん」覚えるのか、「いつまで」にそれを達成するのかもわからないので目標にするには弱いです。

  • 基礎英文法を2か月で完全に理解する。
  • 中学から高校レベルの英単語帳1冊を2か月で完璧にする。
  • オンライン英会話を週に5日、6か月継続して行う。

このように、具体的かつ、達成したかどうかを振り返れるような数値を目標に入れるのがポイントです。

1ヵ月で英検1級のような非現実的な数字は目標にはなりえないので、現実的で達成可能な数字にしましょう。

そして必ず期限を設けて、達成すべきことを後回しにしないようにします。

モチベーションを維持するための3つのコツ

ここまで目標設定までの流れをお話しました。それでも学習を継続するのはそれなりのパワーが必要です。

人間は弱いので、すぐに投げ出して逃げてしまいがち。

そこで私の5年間の英語学習の経験から得たモチベーション維持のコツを3つ紹介します。

1. 人に目標を宣言する

家族や友達、恋人など知り合いに自分の目標を伝えましょう!

直接でもいいし、SNSなどを使って発信してもいいです。


1年後に、高校レベルの語彙力を身につけて英語でコミュニケーションがとれる状態になります!

人に伝えることで、自分にプレッシャーをかけ、「できなかったときカッコ悪い」、「宣言した人をがっかりさせたくない」という心理が働きます。

私たちは社会的な生き物なので、周りを巻き込むことで責任感が生まれ挫折しにくくなります。

また、目標を宣言することで周りに応援してくれる仲間が増えモチベーションが高まります。

目標は高くしすぎず、あくまでもAchievable(達成可能な)なものにしましょう。小さな目標をたくさん達成することで自信になり、最終的に大きな成功をもたらしてくれます。

2. 目標が達成した自分の姿を想像する

ときどき自分と向き合って、成功している自分をイメージするようにします。

  • 「1年後に英語が話せるようになって外国人と楽しく会話している自分」
  • 「3年後に海外就職し、バリバリ活躍している自分」など

英語を学ぶ目的に沿って「自分の成功した姿」を妄想しましょう!

心からワクワクできて、モチベーションを高められる習慣なのでとてもおすすめです!

好きな芸能人やスポーツ選手が英語を話している動画を見るのは本当におススメです!自分もこうなりたい!と思わせてくれますし、将来の自分を想像しやすくなります。

3. 達成できたときのご褒美を考えておく

目標をクリアしたときの自分へのご褒美を考えておくと小さなモチベーションになります。

日々の小さな目標から数か月単位の大きな目標までいろいろあります。

例)

「2時間の英単語学習」したらスタバの好きなフラペチーノを注文できる

「2か月で文法をマスターする」という目標をクリアしたら美容院でトリートメントのオプションをつける

「3か月後にTOEICで700点」という目標を達成したら好きなブランドの服を買う

目標とご褒美は手帳などに書き込んでおくのがおすすめ。目に留まったときにより強く認識されます。

気を付けたいのは、目標に対するご褒美が見合っているかどうかです。
「英検1級合格」のご褒美が数百円のお菓子では物足りなさすぎるし、「1時間の勉強」のご褒美でブランドの洋服を買うのは全然見合っていません。

筆者の目標設定例

私の最近の目標設定例を紹介します。

目的:2022年7月にカナダへ留学(WEBマーケティング専攻)、海外就職しネイティブに囲まれた中で活躍する。

目標:留学までにカナダでの生活に困らないレベルの英語力を身につけておく。まずは3か月後に英検準1級に合格する。その後マーケティング分野の単語を2か月で暗記する。

このような目標を立てました。

先ほどのSMARTの法則に当てはめてみます。

Specific(具体的な):カナダでの生活に困らないレベルの英語力

Measurable(測定可能な):英検準1級

Achievable(達成可能な):現状TOEIC700点程度のため達成可能

Relevant(関連性のある):達成できれば目的に近づける

Time-bound(期限が明確な):3か月後という期限

この目標を立てた後に、やるべきことを細分化しました。

英検準1級の時の例を挙げると、

パス単準1級を10周、文単を2周、過去問を6回分

これらを日々のタスクにして準1級に一発合格することができました。

2022年8月現在は、会話力を強化すべく毎日オンライン英会話に励んでいます。

まとめ

今回は英語学習の目標の立て方とモチベーション維持のコツ、私自身の実際の目標をご紹介しました。

目標が定まったら、あとは英語学習を突っ走るのみです!

もしこれから英語学習を始める、まだ始めたばかりの人には以下の記事を読めば英語学習の全体像が掴めます。

効率よく英語を話せるようになる勉強方法を理解して、目標を最速で達成しましょう!

これからも英会話を学ぶ旅を楽しんでくださいね。

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