- データベース3300の効率の良い使い方が知りたい
- 基礎英単語を短期間で効率よく覚えたい
- 英語初心者が覚えた単語を英会話で使えるようになりたい
そんな悩みを解決します。
英会話を学習していくにあたって単語を覚えることは避けて通れない道です。いきなりレベルの高い単語帳に手を出して挫折してしまうというケースもよく耳にします。
私は30歳のとき英語力ゼロから英語学習を始め、会社員をしながら英検準1級を取得、日常英会話は問題なくできるようになりました。
本記事では、私自身いちばん最初に取り組み、基礎固めに大きく貢献してくれたデータベース3300(当時は3000)の英会話にも役立つ効果的な使い方を解説していきます。
この記事を読めば、「日常英会話ができるようになるためのデータベース3300の使い方」がわかります。
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データベース3300の基本情報
まずは、データベース3300の基本情報について触れておきます。
データベース3300のレベル
まず記載されているデータベース3300の対象レベルは、
収録単語 | 1960(基本単語約1600語+熟語約360語) |
レベル | 中学レベルの英単語~高校センター試験(現共通テスト)までカバー |
構成 | Level1~6までの6段階(おおよそ各50~60ページずつ) |
習得期間 | 2か月~3か月 |
データベース3300の掲載単語は、【news, story】など中学生で習うような単語から高校生の共通試験レベルの単語までカバーしています。
https://www.kirihara.co.jp/product/detail/013157/より引用
写真はデータベース3000のもの
中学英語の知識がまだ残っている方であれば、「自分には易しすぎるかな」と思ってしまうかもしれません。
しかし実はこのレベルが英会話の基礎作りにはピッタリなんです!
データベース3300がおすすめな人
中学レベルからの基礎単語が多く載っているデータベース3000がおすすめなのは以下のような人です。
- 基礎単語がまだ完璧ではない人
- 大人のやり直しで英語を勉強し始めた人
- 英会話ができるようなりたい人
英語学習を始めたての人が1冊目にとりかかる単語帳としておすすめです!
データベース3300が英会話の基礎作りに最適な3つの理由
社会人になってから英会話を学びたい!大人になって英語をゼロからやり直したい!という方にはこの単語帳は最適です。
実際に英語学習開始当初に使った私自身の経験からその理由をお話していきます。
超基礎レベルの単語からやり直せる
超基礎レベルからやり直せるのがデータベース3300の特徴です。
収録単語は中学・高校で習う9割の基礎単語が網羅できていて、実際の英会話で使える単語ばかりです。
「中学レベルの英単語はもう知っているから改めてやる必要はない」と思ってしまいがちですが、実際はそうではありません。
「単語を知っている」ことと「単語を実践で使える」ことは全く別物です。知っている単語でも、英会話の場面でとっさに口から出てくるわけではありません。
日常英会話で使う単語のほとんどは超基礎レベルの単語が9割と言われています。
データベース3300の単語を実践で使えるようになれば簡単な英会話の土台が出来上がります。
例文がフォーマル過ぎず日常英会話にも活かせる
データベース3300の例文はフォーマル過ぎず、日常英会話でも応用しやすいところがポイントです。
「こんな例文英会話で使える?」と思ってしまうような例文が少ないので、単語を少し入れ替えて自分の使いやすい文章にアレンジもしやすいです。
rich : 金持ちの、豊かな
Her family is very rich.
(彼女の家族はとても金持ちだ)
このままでも実際に使えますし、her familyをmy bossなどにしてみても使えそうですよね。
発音記号の解説が記載されている
データベース3300の最初の数ページに発音記号の解説が記載されています。そして、掲載単語には全て発音記号が載っています。
発音記号とは?
言語の発音を「言語の発音を表記した記号」のことです。基本的に、全ての英単語はこの発音記号に基づいて発声されます。
学習初期の段階で発音記号を覚えておくことはこれからの学習にとても効果的です。
カタカナ発音のような間違った発音で単語を覚えていると、自分の英語も聞き取ってもらえないですし、英語を聞き取ることもできません。
英会話のためのデータベース3300の使い方【5ステップ】
ここからは英会話に特化したデータベース3300の使い方を解説します。あくまでも私のおすすめの方法なので、自分のやり方にアレンジしてしてもOKです。
単語暗記は何周も繰り返して覚えていくものです。1周目から覚えるのは不可能なのでスピードを重視してすすめていきましょう!
最低10周することをおすすめします!
まずは単語・表現の意味を確認し、意味をイメージしながら発音します。例えば「rich」という単語であれば「お金持ちな人や状況」をイメージして発音しましょう。
1語1語に時間をかけ過ぎず、スピード重視でサクッと1周しよう!
1周目をサクッと終わらせ、2周目からは1周目と同じように①意味の確認、②イメージしながら発音をしたあと、③例文もチェックしましょう。
文脈での使われ方を理解するためです。
このステップでは実際にその単語を使って、英作文して口に出してみましょう。このステップを踏むことで、実際に英会話で使えるようになってきます。
例
His dream is to become a movie star.
(彼の夢は映画スターになることだ)
↓
My dream is to become a teacher.
(私の夢は教師になることだ)
この例の場合は、自分の夢が教師になることなので His を My 、movie star を teacher に入れ替えて英作文しています。
どうせ英作文するなら自分が使うであろう表現であらかじめ英作文で覚えておきたいですよね。
何周か復習すると、覚えた単語とそうでない単語が出てくるはず。覚えられない単語には✔マークもしくはマーカーをつけて次に復習しやすいようにしておきましょう。
毎回全単語に同じステップをやる必要はありません。一度度長期記憶として定着したら忘れにくくなるので、✔マークかマーカーがついている単語を中心に復習しましょう。
できれば10周以上回そう!
覚えた単語をアウトプットして実践で使えるようにしましょう。
「会話で使ったという経験」が記憶の定着を助け、徐々に会話でつまることなく口から出てくるようになっていきます。
以下の記事で独り言の詳しいやり方を解説しています。
≫「英語の独り言」でスピーキングが飛躍的に伸びるやり方を徹底解説!
独り言でアウトプットしながら、同時進行でオンライン英会話にもぜひチャレンジしてみてください。覚えた単語を英会話で使って相手に伝わったときの喜びは格別で、英語学習の醍醐味です!
また、独り言ではできない会話のキャッチボールを英語で練習できるのもポイント。
データベース3300の音声は使った方が良い?
音声は必ずしも使う必要はありません。というもの発音記号をベースに学習していけば音声を確認しなくても正しく発音できるからです。
≫発音の正しい学習方法はこちら
なるべく回転率を重視して周回させるため、CD音声を活用するステップはスキップしてもOK!
発音記号通り発音できているか不安であればCD音声を確認しましょう。
2か月で基礎単語を習得する学習スケジュール
使い方がわかったところで、最短2か月でデータベース3300を仕上げる学習スケジュールをお話します。
1日の学習時間は2時間~3時間とることができれば2か月でデータベース3300はマスターできます。忙しくてそこまで時間がとれない場合は1日あたり1時間~2時間にして3~4カ月で仕上げましょう。
単語は1回で覚えるのはほぼ不可能で、定期的なタイミングで復習をはさむと効果的です。短期間で何度も同じ単語に触れることで覚えやすくなります。
今回おすすめの学習スケジュールは、DISTINCTION2000という単語帳の効果的な復習プランを参考に、データベース3300仕様にアレンジして取り入れました。
前述した【使い方5ステップ】を下記の学習スケジュールに組み込み取りかかりましょう!
データベース3000はレベル1~6までの構成になっていますが、1日レベル1個分進めていくプランになります。
1日目:レベル1(1周目)
2日目:レベル2(1周目)とレベル1(2周目)の復習
3日目:レベル3とレベル2の復習
4日目:レベル4とレベル3の復習
5日目:レベル5とレベル4,レベル1(3週目)の復習
6日目:レベル6とレベル5,レベル2の復習
7日目:レベル6,レベル3の復習
8日目:レベル4の復習
9日目:レベル5,レベル1(4週目)の復習
10日目:レベル6,レベル2の復習
11日目:レベル3の復習
12日目:レベル4の復習
13日目:レベル5の復習
14日目:レベル6の復習
ここまでで4周できているので覚えられてきた単語も増えてきているはず。
15日目以降は、覚えられていない単語を中心にレベル1からどんどん回していきましょう。
復習すればするほど1周にかかる時間は短くなり、負荷は軽くなります。
ハードスケジュールですが上記のプランでは14日間で同じ単語に4回触れることができます。
復習のときは、もともと知っている単語、すでに覚えた単語はさっと目を通すだけでOKです。覚えられない単語には✔マークやマーカーをつけておき、それらを中心に復習しましょう。
復習の量が多すぎてしんどい方は、前日学んだ内容のみ復習してください。例えば6日目には5日目に取り組んだレベル5のみ復習するという意味合いです。
ただし、その場合はより多くの時間をこの単語帳に費やす必要があります。
データベース3300の次にやるべき単語帳
データベース3300が仕上がったら、基礎単語力の土台はすでにできあがっています。
次に取り組むべき単語帳は中級者向けの単語帳です。英会話にも対応できて中級レベルの単語帳はDUO3.0がおすすめです!
データベースで覚えた基礎単語もいくつか重複していて復習にもなりますし、そこからもう1段階上のレベルの単語が覚えられます。何よりも英会話習得に向いている単語帳です。
データベース3300をマスターすれば英会話の基礎が完成する
今回はデータベース3300の英会話に特化した使い方をご紹介しました。
今回の使い方を実践すれば、語彙の基礎ができあがり、間違いなく会話で使える語彙が増えているはずです。
私自身、英会話学習を始めて約5年が経ちますが、データベース3300の単語は今でも毎日頻繁に使っています。
覚えた単語が実際に使えるようになってくると、英会話が楽しくなってモチベーションも上がってきます。
まだ始まったばかりの英会話の旅を楽しんでくださいね。