この記事はこんな方におすすめ
- ATSUさん出版のDistinctionシリーズどれを買ったらいいのかわからない
- Distinction2000と123,Structuresの違いがわからない
- Distinctionシリーズはどんな人に適しているか知りたい
ATSUさん出版のDistinctionシリーズ。最近は結構話題になっているので知っている人も多いと思います。
DIstinction2000は市販されているので、本屋さんや、アマゾン、楽天など、どこでも手に入れることができます。
一方でDistinction1~5、Structuresは公式サイトからのみ購入できますが、購入前に実際使ってみた人の感想を知りたい人も多いはず。
わたしはDistinctionシリーズを各50周以上回した結果、私のスピーキング力は大幅に向上しました。
本記事では、Distinction2000と1~4, Structuresとの違い、実際に使ってみて感じたメリットとデメリットをお話していきます。
こたつ
2021年英検準1級取得。
30歳のとき英語力ゼロから独学で英語学習をスタート。独り言・オンライン英会話・英語日記を取り入れ英語が話せるように。(プロフィール参照)
2023年、35歳で会社を退職し、海外留学に挑戦中。
- Distinction2000と1~5, structuresとの違いと目的別の選び方
- Distinctionシリーズを50週した効果
- Distinctionシリーズのメリットとデメリット
- ネイティブとのオンライン英会話が楽しくなる
この記事を読めば、どのDistinctionが自分に合っているかがわかります。
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Distinction1~5 Structuresと2000の違い
ATSUさんが出版している単語帳には市販で購入できるDistinction2000と、公式サイトからのみ購入できる1~5、Structuresがあります。
Distinctionシリーズそれぞれの特徴
違いを下記にまとめました。
Distinction2000
高校レベルの英単語が2000語収録されており、本質的な英語力の基盤となる中級者向けの単語帳。例文がかなり実用的なので英会話力も伸ばすことができる。
※DUO3.0、Core1900、ターゲット1900などの掲載単語と似ています。
DistinctionⅠ~Ⅳ、Structures
学校教育では習わないがネイティブスピーカーが日常でよく使う単語やイディオム(Structuresは構文)が収録されています。ネイティブに近い表現力を身につけ、ネイティブ英語の聞き取りを伸ばしてくれます。
どちらを購入すべきかは学習の目的によって変わります。
Distinction2000が向いている人
英語の基礎が中級レベルまで身についていない人は、Distinction2000が適しています。
いくらユニークなフレーズをたくさん覚えていても、基礎的な単語を最初に身に付けていないと、リスニング、スピーキング両側面において苦労してしまいます。
英会話の習得が目的であったとしても基礎単語を覚えておくのは最低限必要です。
学校英語で習う英単語も日常会話で頻繁に使われるので、必ず覚えておく必要があります。
基盤ができてから、レベルの高い単語やイディオムを覚えていくことで、表現力やリスニング力のアップに繋がります。
※今回のレビュー記事はDistinction1~4とStructuresに焦点を当てたものになります。
Distinction2000については下記の記事で詳しく解説しています。
≫「Distinction2000」のレベルと英会話が伸びるおすすめの使い方を解説
Distinction1~5、Structuresが向いている人
中級レベルの基礎力がすでにあって、ネイティブがよく使う表現を覚えることでより洗練した表現力、理解力を身につけたい場合はDistinction1~5、Structuresがおすすめです。
ネイティブの英語力に近づくことができ、英会話が楽しくなります。
映画や海外ドラマでもDistinctionシリーズの表現がよく使われているので洋画好き、海外ドラマ好きにもおすすめです。
※今回のレビュー記事はDistinction1~5とStructuresに焦点を当てたものになります。
Distinction1~5とStructuresとの違い
Distinction1~5
単語帳でネイティブが日常的に使う単語やイディオムを掲載したものです。
freak out(~をおどかす), wing it(適当に決める)など学校教育では習わない表現を学ぶことができます。
Structures
構文集でこちらもネイティブが日常的によく使う構文が掲載されています。
it’s more like~、it’s kind of like~など学校では習わない130構文を学ぶことができます。
Distinction1~5の評判や口コミ
Distinctionの評判をX(旧Twitter)から集めました。
アニメや海外ドラマで使われる表現がたくさん入っているとの声が多数見つかりました。
わたしは海外Youtuberの動画をよく見ますが、Distinctionシリーズに掲載されている表現が何回も出てきますよ!
Distinction1~4, Structures を50周回した効果
ここから、私自身がDistinction1~4(5は未使用), Structuresに取り組んで英語力がどう変化したかお話します。
Distinction1~4, Structuresにとりかかる前の英語力
私はDistinctionシリーズでの学習開始当初、英検準1級レベルの英語力でした。
Distinction1~4, Structures開始当初の私の語彙力とスピーキング力
語彙力は、DUO3.0、Distinction2000、パス単準1級の単語は覚えていた状態です。スピーキングに関しては、流暢さに課題はあるものの日常会話は問題なくできるレベルでした。
Distinction1~4, Structuresを50周した結果
50周が多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだと思います。
私自身はまだまだ少ないと思っていますが、それぞれ400語のみの厳選収録なので、1周にかかる時間はかなり少ないので負荷はそれほどありません。
いくつか、ネイティブからのフィードバックをもらったので下にまとめます。
Distinctionシリーズ使用後の変化
- 英会話が倍楽しめるようになった
- ネイティブのイディオムが理解できるようになった
詳しくお話します。
英会話が倍楽しめるようになった
「英会話が楽しめること」は学習のモチベーションに大きく関わります。
私はDistinctionの単語を覚えて英語学習がさらに楽しくなりました。
私はオンライン英会話でネイティブとの英会話をしていますが、そのときにDistinctionで覚えた表現を積極的に使うように意識しています。
するとネイティブの先生も聞いておもしろかったのか、「どこで覚えたのそのフレーズ?w」と言ってよく笑ってくれるようになりました。
自分が覚えた英語が相手に伝わって相手が笑ってくれるととても嬉しいですよね!
また、新しく覚えたフレーズが使えるようになっていく達成感、ネイティブに英語を褒められるようになる嬉しさでさらにモチベーションが高まります。
ネイティブのイディオムが理解できるようになった
Distinctionシリーズのコンセプトは「ネイティブが日常でよく使う表現集」ですが、レッスン中でもかなり使用頻度は高いです。
リスニングは聞き取れることと意味の理解が大事ですが、聞き取れてもイディオムの意味を知っていないと相手の言っている内容が理解できないんです。
聞き返す頻度が減ることで会話の主導権を握ることができ、自信を持って話すこともできるようになります。
リスニング力アップにDistinctionシリーズの効果は絶大でした。
Distinction1~5, Structuresのメリットとデメリット
私自身このDistinctionシリーズの大ファンなのでメリットだらけではありますが、改善してほしい部分もあります。
Distinctionを使い込んだからこそ言える、メリットとデメリットをお話します。
Distinctionシリーズのメリット
まずは個人的に感じたメリットをお伝えします。
メリット
- 1冊の情報量が丁度よく、回しやすい
- 書き込みスペースが広い
- 収録語に関係しない例文もマネできる
1つ1つお話します。
1.1冊の情報量が丁度よく、回しやすい
一般的に単語帳は1500~2000語収録されていることが多いですが、Distinction1~4は1冊厳選400語、Structuresは1冊130構文なので1冊学習する負荷が軽くてとても回しやすいです。
回転率が単語を覚える上で大事なので、1冊にかかる時間が少ないのは暗記という観点からはとても助かります。
2.書き込みスペースが広い
単語を覚えにくい時は、スペースに絵を描いたり、関連語を書きこんだりしますが、そのスペースが割と広いので助かっています。
私は自分オリジナルの例文を書きこんだりして活用しています。
3.収録語に関係しない例文もマネできる
実用的な例文というのは公式サイトでも書いてあることですが、収録語に関係しない例文も役に立ちます。
たとえば、上記「cliche」という収録語の例文で、
Otherwise, people will take advantage of you.
じゃないとみんな君のことを利用しようとするから。
Distinction Ⅳより(上記画像)
という部分がありますが、「cliche」という単語には直接関係なくても、普段の英会話で使えそうな部分ですよね。
Distinctionシリーズにはこういった部分がたくさんあるので、自然な言い回しがマネしたい放題です。
Distinctionシリーズのデメリット
個人的に気になった点は下記3点です。
デメリット
- 値段が高い
- 少しサイズが大きめ
- フォーマル・インフォーマルの記載がない
1.値段が高い
1冊3,500円と教材にしてはやはり高いですね。
しかしこれはよく考えると、ATSUさんが長年の海外経験の中で、語彙を1つ1つノートに書き留めてきた努力の結晶だと思うと妥当かもしれません。
音声は無料ダウンロードができるので、3,500円で本+音声の価格です。
2.少しサイズが大きめ
これは個人的な意見ですが、少し縦横がDistinction2000よりも大きいので、コンパクトさには若干欠けます。
Distinction2000やDUO3.0のようなサイズであれば個人的には満点ですが、このレイアウト自体がこだわって作られているので仕方ないのかなと思います。
3.フォーマル・インフォーマルの記載がない
カジュアルな場面でのみ使えるのか、ビジネスでも使えるのか、両方OKなのかがわからないので、そこも触れてほしかったと個人的には思いました。
例文からある程度は推測できますが、わかりやすく書かれているともっと学習者も助かると感じています。
Distinctionアプリは購入すべきか
Distinctionシリーズはアプリも同価格で発売されています。
書籍を購入すべきか、アプリの方が良いか、個人的な見解を述べたいと思います。
私は書籍メインで学習していますが、アプリも全て購入しています。
結輪から言うと、Distinctionアプリも非常に優秀で買って損はありません。
学習をしていていて、「Distinctionで覚えたあの単語なんだったかな?」という場合に、
検索機能から探し出すことができ辞書的にも使えてとても便利です。
本だとかさばりますが、スマホ一つでDistinctionシリーズが学べるのも嬉しいですね。
ネイティブ講師とのオンライン英会話がより楽しくなった
Distinctionはネイティブが日常よく使う単語やイディオムを厳選したものなので、ネイティブとの会話でとても役に立ちます。
私の場合は、Distinctionで覚えた語彙を「せっかくならネイティブに使ってみたい!」と思って、
オンライン英会話のCamblyを使ってほぼ毎日アウトプットしました。
使う場面を間違えた場合は指摘してくれたので、「どんな状況で使う表現なのか」さらに理解を深めることができました!
自動録画機能も付いています。
CamblyでDistinctionの表現を使った英会話をしてみました。↓
聞き取れなかったところを何回も聞いたり、自分の発音も確認できるので嬉しい。
成長の過程を残せるのもいいですね!
紹介コード「KOTATSU」を使えば、無料体験レッスンが最大30分まで延長できます。
公式サイトに進んだらまずはメールアドレスを入れて「新規登録」を押し、無料会員登録を進めてみてください。
もしCamblyで英会話上達させたい場合は、活用してみてくださいね。
≫適用はCambly公式サイトから
まとめ
今回はDistinction1~4、Structuresについてレビューしました。
デメリットにも触れましたが、実際にはほとんど不満なく、最高の本だと思っています。
何よりDistinctionのおかげで英語学習のモチベーションがかなり上がっているので、もっともっと回して使いこなせるようにしていきたいですね!
Distinctionとオンライン英会話を掛け合わせるだけで、留学せずネイティブの英語力に近づくことができると言っても過言ではありません。
ぜひネイティブとのオンライン英会話も挑戦してみてください。
Distinctionで楽しい英語学習にしましょう!
英語が話せるようになりたい人は1年で英語が話せるようになるロードマップを記事にしているのでぜひ参考にしてみてくださいね。