この記事はこんな方におすすめ
- オンライン英会話を始めたけどなかなか効果が出ない
- オンライン英会話を使って効率よくペラペラになりたい
- そもそもオンライン英会話で本当に話せるようになるのか疑問
近年ではオンライン英会話が一般的になり、気軽にスクールに行かなくても英会話学習ができるようになりました。
それでもオンライン英会話で英語を話せるようになった人はまだまだ少ないです。
オンライン英会話は安くて始めやすい一方、正しい方法で学習しないと一向に英語が話せるようにはなりません。
時間を無駄にしてしまいます。
私は30歳から英語学習を始めて、独学のみで英検準1級を取得、オンライン英会話を軸に留学なしで英語が話せるようになりました。
本記事ではそんな私が、絶対に効果の出るオンライン英会話の受け方・使い方について徹底解説します。
この記事を読めば、1年後に英語が話せるようになるオンライン英会話の使い方がわかります。
オンライン英会話の効果を感じるまで最低3か月は継続する
オンライン英会話を使って英語を話せるようになろうとするならば、辛抱強く継続することが必要だとあらかじめ覚悟しておきましょう!
英語学習はものすごく地道で時間のかかる道のりです。いくら最適な方法で学習できたとしても、すぐに結果に表れるわけではありません。
私もそうでしたが、最初の1ヵ月は自分の英語力に絶望します(笑)
「30代以降に英語学習を始めても話せるようになるための勉強法」にあるようにインプットとアウトプットを地道に繰り返していくことで徐々に話せるようになっていきます。
3か月・6か月・1年という長期的視点で学習しよう
繰り返しになりますが、スピーキング力を上げるのは時間がかかります。
すぐに結果を求めず長期的な視点で学習しましょう!
個人差はありますが、オンライン英会話をほぼ毎日やって効果が出始めるのが3か月と言われています。
6か月経つ頃に「英語が少し話せる」と言えるレベルに、順調にいけば1年で中級者レベルになることができます。
私の実体験に基づいて、簡単に私の成長記録を以下に書きました。
1ヵ月目:自己紹介と挨拶以外はまともにできない
3か月目:自己紹介は得意になるが、話題が少し変わるとほぼ話せない
6か月目:短い文章でゆっくり身の回りの話ができるようになる
12ヶ月目:難しくないトピックならフリートークが楽しめるようになる
私は遠回りしながらの英語学習だったので、効率的に勉強できていればもっと成長が早かったと思います。
最初は何も話せなくても大丈夫
オンライン英会話を始めたての頃は全然話せず絶望してしまいますが、それはみんな同じなので気にしなくてOKです。
後ほど解説する効果的な受け方を実践すれば、誰でも1年後にはある程度話せるようになります。
レッスン外での学習が超重要
英語が話せるようになるためには、レッスン以外の時間を使って、英語学習する必要があります。
少し酷なことをお話しますが、オンライン英会話のみをがんばっても英語は話せるようにはなりません。
なぜなら、レッスンはあくまでも「インプットした知識をアウトプットする場所」だからです。
知識もないのにアウトプットばかりしようとしても一向に話せる幅が広がりません。同じ単語と文法を使って同じ話しかできないままです。
レッスン外で単語やフレーズ、文法をしっかり覚えて、「オンライン英会話で使ってみる」ことが大事になります。
≫【社会人のための英単語の覚え方】英会話で使えるようになるための3ステップ
≫【初心者必見】2か月で英会話のための文法をマスターする勉強法
そのやり方をこれからお話していきます。
オンライン英会話の効果的な受け方
ここから具体的にオンライン英会話の効果的な受け方を解説していきます。
オンライン英会話で大事なのは以下の3ステップです。
- 予習(教材、トピック決め・使いたい語彙を用意・レッスンのシミュレーション)
- レッスン受講(用意した語彙のアウトプット・会話の主導権を握る・)
- 復習(言えなかったフレーズ、教わった表現の復習)
順番に解説していきます。
STEP1. 予習
予習で行うべきは以下の3つです。
- 教材選び(トピックを決める)
- 使えるようになりたい文法・単語・フレーズなどを用意する
- レッスンをシミュレーション
具体的なやり方を解説しますね。
1. 教材選び(レッスンのトピックを決める)
まずはレッスンで話す内容を決めるために教材を選びます。
初心者の場合は、自分の言いたいことを言えるレベルではないので教材に沿って進められる文法がおすすめです。
初中級者の人はレベルに合ったデイリーニュース教材を選べば、話慣れないことを練習できるのでおすすめ。
自分で話したいことがある場合はフリートークを楽しみましょう!
英語日記を添削してもらってからそのトピックについてディスカッションするのもありです。
≫英語日記を使った勉強法はこちら
超初心者がいきなりフリートークを選んでも会話が成り立たたないのでおすすめしません。
講師の英語も理解できず、言いたいことも言えない状態のまま時間が過ぎてしまいます。
2. 事前に言いたいことを用意しておく
教材(トピック)が決まれば、ある程度の会話のシミュレーションができます。
例えば、フリートークで「今日は『旅行の計画』について話そう」と決めたとします。
そうすると、以下のような会話になりそうだと予測できます。
講師「やあ!元気?今日は何してたの?」
私「元気です!実は今一人旅の計画していているんだよ」
「考えるだけでワクワクする」
講師「めっちゃいいね!どこ行くの?」
私「北海道だよ。自然が好きだしずっと行ってみたかったんだ」
ここで講師から質問されそうなことや、自分の考えをあらかじめまとめておきます。
上記の例では、「実は今一人旅の計画していているんだよ」、「考えるだけでワクワクする」、「自然が好きだしずっと行ってみたかったんだ」などですね。
これらを英文にしていきます。
3. 使えるようになりたい文法・単語・フレーズを用意する
先ほど用意した自分の言いたいことに、自分がインプットした文法・単語・フレーズを組み込んでみましょう!
私「元気です!実は今一人旅の計画していているんだよ」
「考えるだけでワクワクする」
⇒「I’m good. Actually, I’m making a plan for a solo trip」
「I’m excited at the thought of it.」
私「自然が好きだしずっと行ってみたかったんだ」
⇒「I’m a big fan of nature, so I’ve always wanted to go there.」
これらをレッスン前に情景をイメージしながら30回ほど音読してみてください。
自然に口から出てくるようになってきます。
詳しい予習・復習方法は下記の記事をご覧ください。
≫オンライン英会話の予習・復習方法を徹底解説
STEP2. レッスン受講
予習ができたらレッスンに臨みましょう!レッスンを受けるにあたって大事な考え方があります。
それはレッスンは学ぶ場所ではなく試す場所であるということです。
どういうことかというと、
文法や単語の暗記はレッスン外でもできることなのに、レッスンで教えてもらうのは時間がもったいないです。
さらに言えば、英語で文法や単語の意味を解説されても理解するのが難しいので、インプット学習はレッスン外の学習でやっておきましょう。
自分が会話の主導権を握る
レッスン中では自分が多く話すことをとにかく意識しましょう。
講師ばかりが話して、相槌を打つばかりのレッスンではスピーキングは上達しません。講師との相性によっても変わりますが、基本的に生徒が話そうとすれば講師の方は待ってくれます。
何か言いたいと思ったら、たとえ言えなくても言おうとすることが大事です。そこで文章にならなくても、あとで復習して次は言えるようにすればいいからです。
予習したフレーズを積極的にアウトプット
レッスン中に予習しておいた英文を使えるタイミングを見計らって積極的にアウトプットしましょう!
実際の会話で話すことができた英文は印象に残りやすく、忘れない表現になりやすいからです。さらに間違った使い方を指摘してもらえれば修正し、正しい英語が身についていきます。
講師選びはなるべく間違いをタイピングしてくれる人を選びましょう!
講師に質問する
会話を盛り上げるために講師にもいくつか質問しましょう。
英語に関する疑問を解消するために質問するのも大事ですが、話している話題に対して講師の見解や経験を聞いてみると会話がさらに盛り上がって面白い発見がありますよ!
単純な英語力はもちろんのこと、英語を使ってのコミュニケーション能力も磨く必要があるので、講師の方にもいろんな質問をしてみましょう。
トピックが決まっているなら予習段階であらかじめ質問を考えておくのもありです。
メモをとる
予習していても、用意してなかった質問や話題に関しては話せないことがほとんどです。
言いたいことに詰まってしまった時は「Let me take notes(メモとらせてください)」と言って日本語でもいいのでメモしておきましょう。
あとの復習で役に立ちます。
STEP3. 復習
レッスンが終わったら終わりではありません。
復習を毎回することで、自分のミスや新しい表現を自分のものにして、正しくアウトプットできる幅を広げていきましょう!
復習するポイントは以下の2点です。
- 言えなかったり訂正された表現を復習
- 講師が教えてくれた表現を復習
言えなかったり、訂正された表現を復習する
レッスン中にメモした言えなかった英語や、講師に訂正された表現はきちんと復習しましょう。
次回は話せるように復習することで少しずつ話せるようになっていきます。
言えなかった表現はググると大抵の場合的確な表現が見つかります。
また、不自然な表現を指摘された場合は、正しい表現をノートやメモに残して音読しましょう。
講師が教えてくれた表現を復習
文法的に間違ってはいないし意味は通じるけど、より自然な表現を教えてくれる場合もあります。
例)
I’m very tired.
(とても疲れています)
↓
I’m exhausted.
very tiredでも全然問題ないですが、exhaustedを使えると少し上級者な感じがしますよね。
このように新しい表現をストックしていき語彙力も向上させていきましょう。
レッスンの録音が役に立つ
復習するのに役に立つのがレッスンの録音です。
ミスをしたり言葉が出てこないときチャットボックスにタイプしてもらえることもありますが、毎回ではありません。
講師の英語が聞き取れなかった場面やミスしたところも録音再生すれば確認できます。
自分の発音のチェックにもなるので本当におススメです!
詳しい予習・復習方法は下記の記事をご覧ください。
≫オンライン英会話の予習・復習方法を徹底解説
良い講師を見つける
レッスンのクオリティは良い講師を選ぶほど高くなります。つまり講師選びは超重要です。
「この先生とは何時間でも話していられる」、「もっとこの人のことを知りたい」と思えるような講師を見つけると、英会話のレッスンが楽しくなり学習継続のモチベーションに繋がります。
良い講師とは
ここで良い講師の選び方について少し解説します。
英語を話せるようになるためにレッスンを受けるので、生徒からの視点で良い講師には共通したポイントがあります。
- 聞き上手であり生徒に気持ち良く話させる
- 夢や目標、悩み、恋愛など深い話ができる
- 英語が聞き取りやすい
初心者の場合、講師ばかりが話をしてレッスンが終わってしまうことはよくあることです。
しかし、それでは一向に英語は話せるようにはなりませんしレッスン自体が苦痛になってしまいます。
ちゃんと生徒のレベルに合わせて話題を引き出し、生徒に話させる講師が理想的です。
深い話ができる講師なら、話すのがとても楽しくレッスンが有意義になりますし、英語が聞き取りやすいとコミュニケーションが円滑になります。
良い講師の見つけ方
良い講師のポイントがわかってもすぐに見つかるかは別問題です。
気の合う友人とすぐには出会わないのと同じで、相性の良い講師も色んな講師のレッスンを受けながら根気よく探す必要があります。
良い講師を見分ける指標になるのが生徒からのレビューです。
とても親切で、フレンドリーな人でした。教え方も丁寧でした。お気に入りの先生になりそうです
プロフィール画面から先生の評価や生徒からのコメントなどを確認することができます。
仲良しの講師を5人以上作る
良い講師が一人見つかっても、毎日指名できるわけではありません。
何人かのお気に入りの講師を見つけて、ローテーションしながらレッスンを楽しみましょう。たまに新しい講師を挟むとまた新たな発見があるかもしれません。
オンライン英会話講師の選び方については以下の記事で解説しています。
≫オンライン英会話の講師の選び方
効果的なレッスン頻度
スピーキング力を伸ばすために、レッスンはできれば毎日、少なくとも週3~5回はしましょう。
現状維持のためなら週1~2回でもいいですが、話せるようになるには維持+新しい表現をアウトプットしていく必要があります。
使える語彙やフレーズを増やしてスラスラ話せるようにするには量も大事です。
ただし、予習と復習の流れを全て毎日実践するのはかなり大変なので、しんどくなるくらいなら週3回程度からにしましょう!
オンライン英会話レッスンを効果的に受けてペラペラになろう!
いかがでしたか?
今回はオンライン英会話の効果的な受け方を解説しました。オンライン英会話は低コストで英語を話せる機会を作れる最高のプラットフォームです。
今回解説したように、
- 予習(教材選び・単語や文法・レッスンのシミュレーション)
- レッスン受講(用意した語彙のアウトプット・会話の主導権を握る・)
- 復習(言えなかったフレーズの復習・教わった表現)
上記の流れでオンライン英会話+レッスン外でのインプット繰り返し継続すれば英語は必ず話せるようになります。
実際私はオンライン英会話を始めて1年ほどで外国人の友達を作れるくらいにはなれました。
また楽しいレッスンにするために良い先生に出会って、なるべくたくさんレッスンを受けましょう。
英会話ができるようになれば価値観が広がり人生が豊かになります。
ぜひ、英会話を学ぶ旅を楽しんでくださいね。