英語がペラペラになりたいけど、実際どのくらいかかるかなぁ?
留学なしで英語が話せるようになった人の「勉強時間」と「勉強法」が気になります!
こんな疑問に答えていきます。
いきなり結論ですが、私はペラペラになるには少なくとも1年は必要だと結論づけています。
ただし!1年とは言いましたが、話す話題や、1日にかける勉強量によって変わります!
本記事では、ペラペラになるのに1年は必要だという根拠とペラペラになるための学習方法をお話していきます。
この記事を読めば、「1日どれくらいの勉強時間で、何をしたら英語が話せるようになるのか」が明確になり英語学習の道筋が立つはずです。
こたつ
2021年英検準1級取得。
30歳のとき英語力ゼロから独学で英語学習をスタート。独り言・オンライン英会話・英語日記を取り入れ英語が話せるように。(プロフィール参照)
2023年、35歳で会社を退職し、海外留学に挑戦中。
- 英語がペラペラの定義
- ペラペラになるために1年必要だという根拠
- 1日に必要な学習時間の目安
- 最速でペラペラになるための勉強法
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「英語がペラペラ」の定義を明確にする
まず大前提として、英語がペラペラである定義は人によって違うので、自分がどのレベルを目指しているのかを明確にする必要があります。
自分にとっての「英語がペラペラ」とは
英語が話せるという具体例を以下に挙げてみます。
- 海外旅行で簡単な注文などができる
- 外国人に道案内ができる
- 外国人の友人と深い話ができる
- 海外で生活できるようになる
- 海外で働けるようになる
英語が全く話せなかった頃の自分はどれをみても「英語がペラペラな人」だと思っていました。
「英語が話せる人」の定義が曖昧だと、どれくらい勉強したらペラペラになれるのかを明確にすることはできません。
たとえば簡単な自己紹介や注文、買い物時の英語だけならそれほど時間をかけずに習得できるはずです。
一方で、仕事で英語を使ったり、ディスカッションをするにあたってはハイレベルな英語力が求められ、かなりの時間を費やす必要があります。
これらは求められる英語力が全く違うので同じ土俵で語ることはできません。
英語がペラペラ=言いたいことがスラスラ言える状態
そこで今回は、「英語がペラペラ」=身の回りのことについて【自分の言いたいことがスラスラ口から出せる状態】ということを前提にお話していきます。
スラスラ話せるようになるには、言いたいことを言い慣れている状態にすることが大事です。
「自己紹介や趣味の話はペラペラなのに、時事ネタを話す時はペラペラじゃない」ということはよくあることです。
これは自己紹介や趣味の話は言い慣れているからです。
ペラペラになるには最短1年!英語の習得には最低2200時間必要
英語習得に必要な時間は2200時間と言われています。この2200時間というのはアメリカ国務省の機関「The foreign Service institute (FSI) 」が出している数字です。
厳密に言うとアメリカ人が日本語習得にかかる時間の目安ですが、言語習得に必要な時間は、「言語間の距離」に基づいています。
つまり、どれくらい英語と日本語が違うのかが英語習得時間に関係しているので、2200時間必要と言えます。
私たちは学生時代に合計1000時間ほど英語を勉強していると言われていますが、今回はペラペラになるという高い目標なので1000時間の学習時間は含めずにお話します。
もちろん、学生時代に習ったことを覚えている場合や、もともと英語が得意な人の場合はもう少し短縮してもいいと思います。
2200時間でどのレベルに達するのか
ペラペラになるためには言い慣れている範囲を広げていくことが必要とお話しました。
しかし、2200時間でどんな話題でも全てペラペラになれるかというとかなり難しいです。
逆に言えば、自己紹介、趣味だけならもっと短期間でペラペラになることは可能です。
5年以上勉強を続けている私も、未だに難しい話題になると言葉に詰まってしまいます。
ただ、2200時間に到達した頃の英語力は、外国人と楽しくコミュニケーションが取れるレベルになっていました!
英語力ゼロから学習スタートし、1日平均約3時間勉強し、約2年(計2200時間)経った頃の英会話の様子です。※日本語字幕オン・オフできます
当時の私は正しい勉強法を理解せず、いろんな勉強法に手を出し、遠回りしてこのレベルです。
最初から正しい勉強法をすれば、この動画よりもっと早く、そして上手く話せるようになれるはずです!
目安として、2200時間で日常的なことに関しては言いたいことがスラスラ言えるようになります。
最短1年でペラペラになるには努力が必要
2200時間をどのように配分するかで何年かかるかも変わってきます。
例① 1日6時間の学習×365日=2190時間
こちらの例では、1日平均6時間、毎日英語学習に費やしたとすると、年間2190時間勉強したことになります。
社会人の場合、休日を多めに学習時間をとり、休憩時間や通勤時間を含めてほぼ英語に費やす必要があります。
私にはちょっと非現実的な勉強時間だな…
そんなときは、1年という期間に執着せず、自分のペースに変えましょう!
実際、私も毎日1日6時間も勉強できていません👍
別の例を挙げます。
例② 1日3時間×730日=2190時間 (約2年)
例③ 1日2時間×1100日=2200時間 (約3年)
当然時間はかかりますが、毎日の負担は軽くなります。
減らせば減らすほど負担は軽くなりますが、経験上、なるべく集中的に学習したほうが英語力が伸びるスピードが断然速いと実感しています。
極端な話をすると、1日5分を何年も継続するよりも、短期間で1日に3時間勉強したほうが成長も早くなります。
2200時間はあくまでも「目安」
2200時間とは言っても、自身のもともとの英語力や、学習方法によっても必要な時間は変わります。
あくまでも目安という意識を持っておくべきです。
私自身も2200時間はとうに超え、現在もなお上を目指して学習していますが、まだまだ言いたいことがすぐに出てこない時もあります。
しかし、正しい学習法で効率よく学べば最短ルートで英会話力を伸ばすことができます。
最短で英語がペラペラになるためにはインプットとアウトプットを効率よく行う
英語を話せるまでの期間はなるべく短い方が良いですよね。
英語学習は基本的に長期戦ですが、それでも効率的に学習したほうが早い成長が見込めます。
英語がペラペラになるための学習においてインプットとアウトプットの理解が不可欠です。
インプット=知識や情報を頭に入れる (文法、単語、発音知識など)
アウトプット=持っている知識や情報を外に出す(口から出す)(スピーキング、ライティング)
いくら単語や文法の知識があっても、瞬時に口から出せる状態にしていないと英語がペラペラとは言えません。
逆に知識もないのに話す練習ばかり行っても、使える表現が増えないので話せるようにはなりません。
上の図のように、インプットした知識をアウトプットする練習を重ねることで瞬時に口から出せる範囲を広げていきます。
インプット学習⇒アウトプット学習⇒インプット学習⇒アウトプット学習、この繰り返しで話せる範囲が広がりペラペラになっていきます。
インプット7割、アウトプット3割から始める
学習開始時は持っている知識が少なすぎて、アウトプットしようと思ってもほとんどできません。
始めの基礎固め段階では、インプット学習の比率を高くして学習していくのがおすすめです。これがアウトプットの土台になります。
インプット7:アウトプット3
文法・単語・発音などを学びつつ、オンライン英会話や独り言でアウトプットしていきます。
基礎が身についてきたら徐々にアウトプット量を増やす
基礎学習を終え、初中級~中級になる段階ではアウトプット量を増やしていきます。
初中級者~中級者はインプットとアウトプットの比率を5:5程度にするのがおすすめです。さらに知識を身につけながら、使い慣れている単語やフレーズを増やしていきましょう。
そうすることで「知識として知っている状態」から「話せる状態」にシフトしていきます。
上級者になるにつれてアウトプットの比率を増やしていきます。
英語ペラペラになるための3ステップ
英語がペラペラになるには、インプットとアウトプットを効率的に行わなければなりません。
ここから、私自身の5年の英語学習経験から、最短でペラペラになるための方法を解説します。
STEP1. 基礎知識をインプット
まずは基礎知識をインプットします。
基礎知識とは、文法・単語・発音の3つです。
基礎レベルの文法・単語が身につけないと、自分の言いたいことも言えなければ相手の言っていることもわかりません。
たとえば、
I will go home soon.
(もうすぐ家に帰ります。)
この英文の中に単語が5つ(I, will, go, home, soon)存在し、それらが文法に基づいて並んでいます。
文法を理解していないと、語順がめちゃくちゃになってしまい英文が組み立てられません。
文法がわかっていても、単語を知らないと言いたいことを表現できません。
そして、文法と単語が完璧だったとしても、どのように発音されるかを知らなければ、英語を聞き取ることも聞き取ってもらうこともできません。
これら基礎知識の勉強法についてはそれぞれ以下の記事で詳しく解説しています。
STEP2. オンライン英会話でアウトプット
基礎知識を覚えながら、同時進行でオンライン英会話でアウトプットすることをオススメします。
なぜなら知っているだけでは話せるようにはならず、使える状態にする必要があるからです。
インプットした情報を実際の会話でアウトプットすると記憶の定着も良くなりますし、
予想していない質問にも答えないといけないので、英会話の本質である「会話のキャッチボール」の練習もできます
覚えた単語や文法を英会話で使って相手に伝わったときの喜びは英語学習の醍醐味です!英語学習は楽しんでナンボです!
STEP3. 独り言英会話でアウトプット
オンライン英会話だけでは、スピーキングに費やす時間がまだ足りないので、
スキマ時間を使って独り言でアウトプットしましょう。
文法、発音、単語の基礎を固めながら、その知識を使って独り言英会話をしていきます。
歩いている時、家事をしている時、お風呂に入っている時など、時間を見つけては英語で独り言をしてみましょう。話す話題はなんでもOKです。
独り言英会話で話す内容の例
- 今日あった出来事を話してみる
- 自分の目標や夢について語ってみる
- 仕事の悩みを話す
インプットしてきた知識をフル活用して、上の例のようにトピックを決め、英語で表現していきます。
たとえばused to(昔は~していた)という表現を学んだとします。
理解して終わりにするのではなく、実際にused toという表現を使って自分で文を作り独り言をしてみましょう。
I used to play the guitar.(昔はギターを弾いていた)
I used to live in Tokyo. (昔東京に住んでいた)
※自分の経験や考えを英文にすることでより会話で使いやすくなります。
こうすることで、知っているだけでなく、使える表現のストックが増えていきます。
独り言英語のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。
プラスα. 英語日記でアウトプット
プラスαで英語日記でもアウトプットするとさらに効果的です。
自分の知識をアウトプットするという観点においては、英語日記も英会話力アップに役立ちます。
日記を書くことで英語が話せるようになるの!?
うん!かなり効果的だよ!
なぜならスピーキングは頭の中で英作文しそれを瞬時に口から出している状態です。
頭の中での英作文を、英語日記を通して実践することができるからです。
覚えた文法・単語を使って、以下の手順で英語日記を書いてみましょう!
- 書きたいネタを決める
- まずは日本語で書いてみる
- 英語で日記を書く
- 添削してもらう
- 音読する
英語日記で書いたことを口に出せるようにしておくことで瞬時に自分の言いたいことが出てくるようになります。
英語日記の効果と詳しい書き方については下記の記事で詳しく解説しています。
≫【英語日記の効果】6か月継続してわかった効果と効果的なやり方
書いた英語日記をオンライン英会話で添削してもらうとトークも盛り上がって一石二鳥だよ!
英語日記をオンライン英会話を使って添削してもらう方法は以下の記事で解説しています。
どうしても独学に自信がなければプロの力に頼るのもあり
独学でペラペラを目指そうと思うとかなりの時間勉強しないといけないんだ…やることも多くて私だったら結局挫折しちゃうかも…
目標持って自分に厳しくできるなら完全独学がベスト!
自信がないなら英語コーチングに相談してみるといいよ!
英語コーチングは、英語堪能なパーソナルコーチが専属でつき、
英語レベルのチェックから、学習方法の策定、日々の学習進捗管理まで、徹底的にトータルサポートしてくれるスクールです。
ジムで効率よく体を鍛えたいときパーソナルコーチをつけるのと同じように、
英語学習でも管理してくれる専属コーチがいるとより効率的に、より早く、英語を習得できます。
一人で自分のカリキュラムを組んで勉強していくのが苦手な人は、英語コーチングのようなプロに頼ることも一つの有効な方法です。
英語学習を挫折してしまったことがある人にも良いかも!
ただ、実際に受講するとなると費用がかかってしまいます。
お金を投資できる場合は受講をおすすめしますが、PROGRITは無料カウンセリングで英語レベル診断もやってくれるので、スクールに通うつもりがない人にもおすすめできます。
興味のある人はまずは気軽に相談してみるといいかもしれません。
無料で自分に合った学習プランを的確に教えてくれるのはメリットがあるね。
本当に受講するかどうかは、無料カウンセリングを受けてみて決めても良いんじゃない?
自分に合った学習方法がわかれば、貴重な時間やお金を無駄にしなくて済みます。
遠回りしたくない場合は、プロのアドバイスを聞いてから、その内容を参考に、自分自身で英語を3ヶ月頑張ってみるのもありです。
【努力は必要】効率よく学習すれば1年でペラペラを目指せます!
今回は英語がペラペラになるまでの時間と、ペラペラになるための学習法を解説しました。
2200時間という時間を効率よく英語学習に充てることで、最短で1年である程度日常英会話はペラペラに話すことができます。
インプットとアウトプットはどちらもかかせません。
インプット学習で得た知識を、英語日記・オンライン英会話・独り言で積極的にアウトプットする練習をしていきましょう!
今回の内容が参考になれば幸いです。