この記事はこんな人におすすめ
- オンライン英会話を1年続けたのにあまり話せない…
- 自分のオンライン英会話の使い方が合っているのか不安
オンライン英会話を1年続ければかなり話せるようになると期待していたのに、いつまで経っても成長が感じられないともどかしいですよね。
わたし自身も最初の1年はたくさん伸び悩みました。
試行錯誤しながらオンライン英会話を7年使った結果、続けても伸び悩む原因とどうすれば話せるようになるのかがわかったので、経験も踏まえて紹介したいと思います。
この記事を読めば、オンライン英会話が上達しない原因と英語が話せるようになる正しい使い方がわかります。
こたつ
2021年英検準1級取得。オンライン英会話歴7年。
30歳のとき英語力ゼロから独学で英語学習をスタート。独り言・オンライン英会話・英語日記を取り入れ英語が話せるように。(プロフィール参照)
2023年、35歳で会社を退職し、海外留学に挑戦中。
オンライン英会話を1年続けて到達できる目安は中級レベル
まず前提として、オンライン英会話を1年効果的に活用できたとして到達できる目安は中級レベルです。
「中級レベルで英語が話せる」とは、
自分の言いたいことが簡単な英文で伝えられる状態
です。
「英語が話せる」というと人によって定義は変わってしまいますが、自分の言いたいことが伝わってコミュニケーションが取れる状態なら十分話せる状態だとわたしは考えています。
やっぱりペラペラになるのは厳しいのかな?
無理ではないけど、かなりの時間と努力が必要になるのであまり現実的ではないかも。もちろん最初の英語レベルによっても変わります。
なので、簡単な英文で会話ができるようになっているなら「話せている」と思って大丈夫です!
そうでない場合、これから紹介する原因と対処法をぜひ参考にしてみてください。
オンライン英会話を1年続けても話せない5つの原因
オンライン英会話を1年続けても話せない原因として考えられるのは以下の5つです。
オンライン英会話を1年続けても話せない5つの原因
- 基礎英語力が足りていない
- レッスンの頻度・量が足りていない
- レッスンの予習・復習ができていない
- レッスン中は先生ばかりが話している
- オンライン英会話以外は英語学習していない
1つ1つ説明しますね。
基礎英語力が足りていない
基礎知識がない状態でオンライン英会話を受けても話せるようにはなりません。
なぜならインプットできていない単語や文法、そして発音を実践でいきなり使うことはできないからです。
文法がわかっていないと語順がバラバラになりますし、そもそも各単語を知らないと何も言えません。
もちろんレッスンを受けながら少しずつ覚えていくこともできますが、効率はかなり悪くなってしまいます。
レッスン外でも基礎学習をしながらオンライン英会話でアウトプットしていくのが成長への近道です。
レッスンの頻度・量が足りていない
オンライン英会話を1年続けたと言っても、その頻度が週に1回や月に数回程度ではなかなか上達しません。
基礎英語力が十分にある場合でも、アウトプットの量が不足していると話せるようにはなりません。
日本人は特に文法や単語の知識はあるのに話せない人が多いと言われています。
これはアウトプット量が十分だったかを自己分析する必要があります。
レッスンの予習・復習ができていない
レッスンの予習と復習はオンライン英会話で英語力を伸ばす上で欠かせません。
予習なしでレッスンを受けると、毎回自己紹介のような変わり映えしないレッスンになりがちです。
この場合、慣れた話題なら話せるけど少し話題が逸れると話せなくなってしまいます。
また、復習しなかったらせっかく講師から教えてもらった知識も忘れてしまうし、レッスン中に話せなかったこともわからないままになってしまいます。
レッスン中は講師ばかりが話している
講師ばかりが話して、自分がレッスン中に話したのは5分以下だったみたいなことはありませんか?
せっかくの30分のレッスンも、結局アウトプットしたのが5分以下ではアウトプット量が全然足りなくなってしまいます。
リスニングの練習としては良いかもしれませんが、オンライン英会話はあくまでもアウトプットの場です。
経験上、講師ばかりが話すレッスンはほとんど学びがなかったです。
双方のコミュニケーション
オンライン英会話以外は英語学習していない
オンライン英会話のみ真面目に毎日受けていても、それ以外で英語学習していなければなかなか英語は上達しません。
というのも、オンライン英会話はアウトプットの場であり、インプットする機会を自分で作らないと、使える表現が全然増えていきません。
インプットしないと毎回のように同じ単語、文法を使ってしまうことになります。
野球で例えるとオンライン英会話は練習試合のようなもの。普段の練習をせず、練習試合ばかり数をこなしても試合慣れはするけど上達は難しいですよね。
オンライン英会話以外でも英語学習をしながらインプット量を増やすのが必要になります。
オンライン英会話を1年続けても話せない場合の対処法
ここまで話せない原因について解説しました。ここからはその対処法について紹介していきます。
オンライン英会話を1年続けても話せない場合の対処法
- 基礎英語力を身につける
- レッスンの頻度と量を見直す
- レッスンの予習と復習
- 自分が会話の主導権を握る
- オンライン英会話以外も英語学習する
1つ1つ見ていきましょう!
基礎英語力を身につける
オンライン英会話で話せるようになるには最低限の基礎知識が不可欠です。
基礎英語力が足りていない場合は、単語・文法・発音を身につけながら、オンライン英会話でその知識をアウトプットするようにしましょう!
知っている知識を増やしながら、アウトプットできる知識を増やしていくイメージです。
以下の記事でおすすめの教材と使い方を解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
レッスンの頻度と量を見直す
レッスン頻度が月に数回程度の場合はアウトプット不足です。最低でも週に3回以上はオンライン英会話のレッスンを受けるようにしてみてください。
もう基礎英語力が十分の場合はオンライン英会話の頻度、量を上げましょう。
もし基礎が足りていない場合は頻度を下げて、単語や文法を覚えるなどインプット重視の学習をすると効果的です。
学習フェーズによってインプットとアウトプットの優先度は変わります。
量をこなしたいならネイティブキャンプのようにレッスン受け放題のオンライン英会話がおすすめです。
レッスンの予習と復習
レッスンの予習や復習をするとオンライン英会話の効果が2〜3倍上がります。それくらい大事なんです。
予習をすることでレッスン中に話す内容が明確になりアウトプットに集中できるようになります。また復習することでうまく言えなかったフレーズや新たに知った単語や表現を記憶に定着させることができます。
予習も復習もするのは大変だなぁ…
時間的に無理なら予習に絞ってなるべくスピーキングに集中できるようにしよう!
毎レッスン予習と復習を続けるのはかなりの忍耐力が必要ですし、時間も要します。
オンライン英会話はあくまでもアウトプットするための場なので、なるべく多くスピーキングの時間がとれるようにするための予習が優先度が高くなります。
オンライン英会話の予習と復習については以下の記事で詳しく解説しています。
自分が会話の主導権を握る
レッスン中講師ばかりが話してしまう場合は、自分が会話の主導権を握れるよう工夫する必要があります。
予習するときにあらかじめ話す内容を決めておいたり、質問することを決めておくことで講師主導のレッスンを防ぐことができます。
自分が会話をリードし、なるべくたくさん英語を話せるように心がけましょう。
オンライン英会話以外も英語学習する
レッスン以外の時間に英語学習すれば確実に伸びます。
オンライン英会話はあくまでもアウトプットする場所であって、インプットする機会は自分で作らないといつまでも知識は増えていきません。
たとえば以下のような学習ができます。
レッスン外でできる学習例
- オンライン英会話の予習・復習
- 教材を使った基礎学習
- 英語コンテンツ視聴
- 独り言英会話
- 英語日記
自分からインプットの場を作ることでオンライン英会話の効果をより高めることができます。
私のオンライン英会話成長記録
わたし自身、オンライン英会話を始めた当初はなかなか上達せず悩むことも多かったです。
学習開始1年後と2年後のオンライン英会話の録画記録が残っているので興味がある人は参考にしてみてください。
1年オンライン英会話を続けた結果
わたしは英語力ほぼゼロからオンライン英会話を始めました。
1年経ったころの英語力は以下の動画です。
「話せている」と言ってよいか微妙なところです。
予習や復習もほとんどしてなかったですし、インプット量も少ないまま。オンライン英会話以外はあまり英語学習していませんでした。
2年オンライン英会話を続けた結果
「このままではダメだ!」と思って,オンライン英会話の使い方について研究し、今のやり方にたどり着きました。
伸び悩んだ英語力に変化が見られました。
2年弱経ったころの英語力は以下の動画です。
レッスン外で基礎を固め直し、予習と復習にしっかり取り組み始めたことで効果が現れたと思います。
話せるようになるまでに使ったオンライン英会話
参考までにわたしが話せるようになるまでに使っていたオンライン英会話を紹介しますね。
以下の3つを利用しました。
- DMM英会話
- ネイティブキャンプ
- Cambly
DMM英会話
わたしは1年ほどDMM英会話
わたしが1年DMM英会話を使ったのは何と言っても使いやすいからです。
サイトが見やすいし、初めてでも困ることなく使うことができました。予約制で予習復習に最適なのも◎
ただ予約が取りづらく、お気に入りの講師と毎日レッスンは難しかったです。
ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプも大手なだけありシステムは使いやすかったです。何回でもレッスンが受けられるのでアウトプット量を確保できて良かったです。
講師の質のばらつきはDMM英会話より気になりました。そして予約の場合は別途コインが必要なので個人的にはDMM英会話の方が好きでした。
Cambly
非ネイティブ講師とのレッスンがマンネリ化してきて、伸び悩みも感じていたので、
そうだ!ネイティブとの英会話でさらに英語力を伸ばそう!
と思い、講師が全員ネイティブのCamblyにスイッチしました。
Camblyは今でも利用しています。講師がネイティブなので最初はネイティブ特有の表現などがわからず会話が難しかったです。
ただやはりネイティブだからこそいろんな表現を学べたし、学びも多いです。
レッスンが自動録画され復習に最適なのも気に入っています。値段が高いのが玉にキズです。
オンライン英会話のモチベーションを保つ5つのコツ
ここまで紹介してきたように、オンライン英会話で話せるようになるためにはやらないといけないことがたくさんあります。
モチベーション続きそうにない…
わたしの経験からモチベーション保つコツを紹介します!
以下がモチベーションを保つコツです。
オンライン英会話のモチベーションを保つコツ
- 長期的視点で捉える
- 講師と仲良くなる
- 目的を明確にしてモチベーションを維持する
- 成長記録をつける
- オンライン英会話を変えてみる
長期的視点で捉える
英会話はすぐに結果が出るものではありません。変化が現れるまで数ヶ月〜1年以上かかることもあります。
いくら続けても話せるようにならないと感じる気持ちはあなただけではありません。
わたしもそうでしたし、みんな通る道だと思います。
数ヶ月しても話せるようになっていなかったら、またアプローチを変えてしばらく継続してみましょう。
正しい方法で続けていれば必ず効果は出ます。長期的に考えて英語学習していきましょう。
講師と仲良くなる
オンライン英会話の講師と友だちのように仲良くなれたら楽しいレッスンになります。
いつもレッスンが「勉強」のような感覚になってしまうとモチベーションを保つのは難しくなります。
気に入った講師を指名していると仲良くなることもしばしばあります。
「もっといろんな話ができるようになりたい!」
「相手のことをもっと深く知りたい」
と思えるとオンライン英会話を続けるモチベーションになります。
目的を明確にしてモチベーションを維持する
長期間オンライン英会話を継続するには、目的を明確にすることが大切です。
一度立ち止まってなぜ英会話を習得したいのか考えてみましょう!
立派な目的じゃなくても大丈夫です。
「英語が話せるようになって友だちをたくさん作りたい」
「英語が話せるようになって海外移住したい」
「外資系企業に転職して収入を上げたい」
などなどモチベーションが上がらないときに目的が定まっていると継続の動機になります。
成長記録をつける
定期的に成長記録を残しておくとモチベーションの維持につながります。
英語力はすぐに変化は現れませんが、数ヶ月、1年というスパンで英語力を比較すると使える語彙が増えていたり、何かしらの変化に気づくはず。
先ほど触れたオンライン英会話には3つとも自動録画や録音機能がついたサービスがあるので便利です。
自分では変化に気づきにくいけど、客観的に見れば結構変わっているんですよね。
オンライン英会話を変えてみる
オンライン英会話を変えてみると新鮮な気持ちでレッスンを受けることができます。
長く同じサービスを使っているとマンネリ化してしまうこともあります。
新しいレッスンや別の講師のレッスンを受けると新しい発見があるかも。
オンライン英会話は1ヶ月おきに変えられるのもメリット。月ごとに色々試すのもおもしろいですよ。
まとめ
1年でネイティブのようにペラペラになるのは難しいですが、中級レベル(自分の言いたいことが簡単な英文で伝えられる状態)には到達できます。
もし1年経っても話せない場合は今回紹介した方法で対策してみてください。
- 基礎英語力を身につける
- レッスンの頻度と量を見直す
- レッスンの予習と復習
- 自分が会話の主導権を握る
- オンライン英会話以外も英語学習する
そして長い目で自分の成長を見守ってくださいね。英語学習は継続すれば必ず効果は出ます。
1年で話せるようになるための学習法とスケジュール以下の記事でまとめています。よければ参考にしてみてください。